当サイト「医療翻訳メディエコル」にお越しいただきありがとうございます。
当サイトは、日本語から英語、また英語から日本語への医療文書に特化した翻訳サービスを提供しております。
翻訳者は、日本とアメリカの両方で医師免許を持ち、どちらの国でも医師として患者を診察し臨床経験がある医師で、医療文書を翻訳した経験が豊富な翻訳のスペシャリストです。
グローバル化の時代、日本語から英語また英語から日本語へとさまざまな医療文書の翻訳が必要となる場面は多いです。
私たちはこれらの日本語・英語の以下の医療文書において、「信頼できる」「高品質な」翻訳を提供することをめざしてします。
・病院でもらう書類(診断書、証明書、検査結果、カルテ、処方箋)
・レントゲンやCTなど画像診断書
・医療に関するさまざまな書類(母子手帳、医療明細)
・治験や臨床研究、医薬品承認に関する書類
・医学論文・症例発表、国際学会発表原稿の英訳
これらの文書を的確に翻訳するためには、「医学」「医学英語」の知識、「臨床現場の経験」と「豊富な翻訳の経験」が必須です。
しかし、このようなとても専門性を持った分野にも関わらず、これらのスキルを持っていない翻訳者ばかりが翻訳を請け負っているという残念な実態があります。
Contents
「英語医療翻訳メディエコル」が始まったきっかけ
当サイトが始まったきっかけは、翻訳を依頼される方々に「正確で」「信頼できる」「高品質な」日本語→英語、英語→日本語の医療翻訳を届けるためです。
メディエコル開始前に医療翻訳に関わる中で、日本ではあまりにもいいかげんな医療翻訳の現状があることを知りました。
医学に素人の人がちょっとした医学用語のトレーニングを受けただけで、恐らくグーグル翻訳などの自動翻訳システムを用いて「なんとなく」医療翻訳ができた気になっているのです。
その結果として、翻訳が的確になされてなかったがために人の「安全」「健康」「命」に関わるケースも見てきました。
これらから断言できるのは、医療バックグラウンドを持っていない翻訳士による翻訳はあてにしない方がよいということです。
単なるグーグル翻訳を使った翻訳であれば、事務員でも可能性です。
また「医師が監修」していたとしても、その医師が医学英語に精通してなかったり英語圏での臨床経験がなかったりすれば、意味がありません。
世の中の医療文書翻訳は、医療と医学英語に精通していないことがほとんど
医療文書の翻訳は、翻訳の中でもとても高度な専門性が必要とされる分野です。
それは、医学文書を書いたり理解するためには、「医学的知識」「医療従者としての経験」「医学文書を扱った経験」を全て持っていることを前提とします。
その上で、日本語や英語文書の言語翻訳をするとなると、上記のスキルや経験を「日本語」および「英語」で身につけている必要があります。
ただ、想像できる通り上記で説明したほどの能力を持っている医療従事者というのは皆無に等しいです。
そのため、日本の提供されている医療翻訳サービスといえば、理想とはほど遠い質で行われていることが多いのです。
たとえば、英語の診断書を日本語に訳してほしいとある翻訳会社に依頼が入ったとしましょう。
すると、その翻訳会社に所属する翻訳士が英語から日本語へと翻訳します。翻訳会社によっては、この翻訳士による翻訳が仕上がった状態で、日本語に訳された文書がそのまま依頼主に納品されます。
ただ、実はこの翻訳士は、ほとんどの場合は医療に従事したことがない医療に素人の人が行うのです。
実際、私の知り合いでもともとは医療とは無縁の商社でサラリーマンをしてきて、キャリアの途中で脱サラして医療翻訳士になった人がいます。
その人の経歴を聞いたところ、脱サラ後すると決めてから『医療翻訳スクール』に通い、翻訳会社の翻訳士に転職したとのことでした。
転職理由を聞いたところ、「サラリーマンしながら翻訳スクールに通えて」「スクールには数ヶ月通うだけで転職できる」からと言っていました。残念ながら、多くの翻訳士のレベルはその程度なのです。
「医師が監修」していても、信頼できる翻訳がなされているとは言えない
ときに、「医師が監修しています」などと謳っている翻訳会社もあります。
これは一見すると、医師が関わることで質の高い翻訳が行われている印象を受けます。
ただ、これはあくまでもできあがった文書の「体裁を整える」程度だと考えられます。
なぜなら、医師はあくまでも翻訳士が翻訳した文書の文脈が医学的に「矛盾しない内容」かをチェックしているだけです。
翻訳士の翻訳した文書の整合性が明らかに合わない場合、日本人医師も翻訳の間違いに気づくでしょう。
しかし、翻訳士が翻訳した文書が「なんとなく意味が通ってしまう」ときは要注意です。
翻訳士が行った翻訳が明らかに間違っていても、監修する医師がその間違いに気づことができず、その文書に基づいた医療が患者に提供されてしまうことがあります。
当サイトの翻訳士は日本の医師免許とアメリカの医師免許を持っている
当サイトの翻訳士は、全員が日本とアメリカの2つの国で医師免許を保有しています。
日本で医師になるためには高校の過程を修了した後、医学部を受験して合格する必要があります。
医学部に入ることは日本ではとても競争率が高いです。
高校で進学校に通っていたり、高校生の現役のときから塾に通ったり、また浪人をしたりすることでやっと入学できる難関中の難関です。
卒業までストレートで進級していっても6年間かかり、医学知識を学ぶとともに患者の診察のしかたなどを身につけます。
そして、学生によっては一年もの準備時間をかけてた後、医師国家試験を6年生の終わりに受験します。この試験に合格して初めて日本では「医師」となるのです。
もちろん医師になった後も研修医・後期研修医と研鑽を積み、長い年月をかけて一人前の医師へと成長していくのです。これだけでも、大変な勉強量と努力が必要です。
当サイトで契約している医師たちは、上記に加えて「アメリカの国家試験」も取得しています。
同じ「医学」とは言え、医学用語を全て英語で身につけることなど想像もつきません。
さらに、アメリカの国家試験はいくつかの試験にわかれており(USMLEのStep1、StepCK、StepCS)、それぞれ違った対策をする必要があります。
Step1とStepCKは学科試験ですが、StepCSにおいては模擬患者を相手に行う実技試験で、英語での医学知識だけでなく基本的な英会話力も必要です。
このように、「日本の医師免許」と「アメリカの医師免許」の両方を保持していることは、日本の免許を取得するのと比べても単純に2倍以上の努力とそれ相応の豊富な知識を身につけていると言えます。
またこのことは、医学の専門用語を日本語と英語の両言語で自由に使いこなせることも意味します。
日本・アメリカの両方で医師として臨床経験がある
また、当サイトの翻訳士は日本・アメリカの医師免許を持っているだけでなく、両方の国で臨床経験があります。
日本人で日本で医師免許を取得できれば、本人が拒まない限り100%臨床医として仕事を始めることができます。
自国の医師免許を取得すれば、全国探せばどこかしら研修医としての採用枠が空いているからです。
しかし、日本人医師がアメリカの国家試験を取得したからといって、アメリカで臨床医として働けるとは限りません。
アメリカで外国人が医師になることは、とても狭き門だからです。
アメリカの国家試験には合否だけでなく獲得した点数が報告されます。
その点数、英語圏で医師として働いた実績、アメリカ人の推薦書など総合的な判断で採用されるかが決まります。
アメリカで医師として働くことを夢見てアメリカの国家試験を全て合格できた日本人ですらほんの数えるほどですが、実際その後にアメリカの病院に研修医として採用されるのはその中から一握りです。
臨床医としてアメリカでも仕事をしたことがあるかどうかは、医療文書の翻訳においてとても重要なことです。
確かに、アメリカの国家試験をパスしていれば、それだけでも豊富な医学英語の知識を持っていると言えるでしょう。
だが、単純な医学用語だけを覚えても、アメリカを含む英語圏で使われる英語圏ならではの「医学文化」「医学の常識」は身につきません。医療の現場で働いてはじめて、身につくものなのです。
たとえば、当サイトは以下のような正確性を欠いた翻訳の再翻訳を請け負ったことがあります。
ある公務員の日本人が海外旅行中に交通事故で現地の病院にかかり、そこで英語の診断書をもらって、帰国してから診断書を日本の職場に提出するためにある翻訳会社に翻訳を依頼した患者のケースです。
その人が持っていた英語の診断書には「His CT scan showed that he has sustained multiple fractures ~」とありました。
一方で、日本の翻訳会社で日本語に翻訳されたものは「CT撮影をしたところ、複数個所の骨折している状態が続いていて~」となっていました。
このように日本語訳された診断書を職場に提出したところ、骨折は「4月8日に起こった証明とならない」と速やかに診断書が受理してもらえなかったとのことです。
「sustain」という単語は一般的に「~を続ける、~を支える」という意味で使うことが多いです。
しかし、医療でこの単語が使われるときは間違いなく「(病気や怪我などを)負った、生じた」という意味で使います。
このことは、日常的に英語で医療に携わる人からすれば常識です。
アメリカの医療の現場を知らない人が英語の医療文書を読むと、言語独特の「言い回し」「表現」などを的確に理解できないことがあります。
その結果、正確な翻訳ができないのは当然です。
ネイティブによる翻訳でなく、アメリカの医師免許を持った医師が翻訳します
日本語の医療文書を英語に翻訳する翻訳会社で「ネイティブによるチェックをします」とアピールしていることがあります。
医療翻訳で必要とされるのは、「ネイティブによる英語力」でしょうか?
確かに、英語にネイティブな外国人が監修することで、「文法的に正しい英語」「きれいな英語」に校正されることでしょう。
ただ、医療翻訳で必要なのは表面的なものではなく、「医療のバックグラウンドを持った」人による校正です。
なぜなら、英語に翻訳されたその医療文書は最終的に外国人医師や医療に精通した外国企業のスタッフが受け取ります。
翻訳のどの段階においても、「医療従事者の視点」が抜けてしまっては翻訳としては失格です。
「ネイティブ」による「きれいな英語文書」ではなく、我々が目指すのは「医学的に正確に翻訳され」「医学的に意味の通る英語」で翻訳された医療文書です。
日本語の医療文書、英語の医療文書を日常的に作成し扱っている医師による翻訳
これまで述べてきたように、当サイトが契約している翻訳士たちは日本語・英語の両方で「医学知識を持つ」「医療の現場に精通している」国際的な医師たちです。
診断書を書くのであれ論文の抄録を書いて提出するのであれ、医療というとても専門的な分野です。
医学をバックグラウンドに持っていない素人では、正確な医療翻訳は不可能です。
また、医学に詳しい医師やその他の医療従事者だとしても、「英語を通しての」医学知識や医療現場の臨床経験がないと、英語圏の医療常識・医療文化を身につけられません。
当サイトが契約している医師たちは「高度な専門性を必要とする日本語・英語の医療」に日常的に関わっている翻訳士たちです。
日々の積み重ねが、医療翻訳に高いクオリティを担保していると言えます。
「日々の積み重ねが翻訳の質を保障する」ことは、日常診療で作成される診断書・カルテのみならず、他の医療文書にも同じことが言えます。
例えば、レントゲンのレポートなども、当サイトの医師は日常的に英語で書かれたレントゲンレポートを読んで患者ケアに活かしたり、そのレポートについて放射線科医と英語でディスカッションしたりしています。
また、論文に関しても、日常的に英語の論文を読み書きしたり、共同研究している外国人と英語で話し合って論文を英語で書き上げている医師もいます。
たとえ医療に素人の翻訳士が画像レポートの翻訳や論文翻訳の経験があるとしても、日常的に英語を話す外国人医師と専門的な用語を使って話し合いその過程で論文を書いたりしている医師と比べたら、素人翻訳士の知識量は限定的だと言わざるをえません。